介護生活のストレスと不安。失敗した在宅介護とは?!

子育て生活/LIFE

介護生活をして感じたこと

介護生活が始まった時、私は今まで感じたことのないストレスを感じました。

介護を行うすべての人はすごいなぁと思いなおした日々でした。

介護をしながら働いている人って世の中にどれほどいるのでしょうか?介護をする人が抱える問題についてと、私の失敗点を共有できればと思い記事にしてみました。

介護生活の不安と問題

収入面の問題

これは介護の人に多い悩みだと思いますが、働ける世代が在宅介護を試みると当然収入面が不安定になります。介護中心に生活リズムが変わり、時間に縛りがでてくるためですね。これは生活が不安定になるためストレスが大きくなることが予想できます。介護側が働ける健康な体で収入がないと生活できないと判断した場合には、生活保護の申請や施設入所を検討しなければいけないのではないかと思います。

生活補助がない場合の高齢者による高齢者の介護であれば、生活保護の申請が必要になってくるでしょう。

介護にも段階があると思うのですが、介護サービスを利用しながらショートステイとデイサービスの利用と、介護サービスを利用して訪問看護や訪問買介護などに大きく分けられます。

  1. 介護が必要な状態ではあるが、車椅子利用で施設に通って外出させる時間を作って、介護側の負担を減らし、本人にも外の空気を吸ってリフレッシュをしてもらう状況
  2. 介護が必要な状況で外出は難しく寝たきりの状態。看護師や介護士に訪問してもらい体調管理チェックや介護の補助を手助けしてもらう状況

①の場合には施設利用以外の時間でサポートしなければいけないため、外出時と帰宅時間は家にいる必要があるが、日中の短い時間で時間が作れる

②の場合には、寝たきりであるため体調の異変を観察する必要があります。長時間の外出は難しくなる

介護側が家に専業でいるのであれば、家族のフォローをうけられればストレスは軽減できますが、専業ではなく仕事をしながらとなると大きなストレスがかかることが問題になるのではないでしょうか。さらに他にも気にかけなければいけない子どもがいるとなると大変ですね。

介護するにははっきりNOといえる勇気

もしあなたが介護をするような状態に遭遇したとき、親だから必ず介護をしなければいけないと感じたら、考えてほしいことがあります。

  • 介護で生活を支える収入が苦しくなることが分かっている場合
  • あなたの他に協力する家族がいない場合
  • あなたが守らなければいけない幼い子どもがいる場合

責任感から介護を引き受けてしまうと、これまでの生活がいっぺんしてしまい身動きがとれなくなって苦しくなるのが目に見えてしまいます。親の介護をないがしろにしろというわけではありません。介護を受け入れられる余裕がないことを認めなければいけないのです。

もちろん、介護を受け入れられると判断したのであれば問題ないことです。

私が介護を受け入れたことで失敗したこと

私はたまたま在宅ワークをすると決めてから、タイミングを見計らったように母が介護の必要な状態になってしまい、母の家に帰りたいという意思を尊重して介護をしようと決めたのですが、在宅ワークでも介護生活は正直しんどいです。私の場合は同居ではないので1日に介護が必要な時間に行く感じなのですが、気が抜けず大変です。子どもの塾や部活などの送迎が必要だったり、部活で親の当番があったりするので、子どもの世話⇔母の家での介護を往復する状態になってしまいました。子どもたちの食事を作る時間なども必要なので、在宅ワークどころではない日も何回かありました。私ひとりの収入で子どもを養っている状態なのでつらい部分も少々あります。

これらを通して私は認めたくなかった事実を受け入れなくてはいけなくなりました。私が介護を受け入れられる余裕がないのにそれを受け入れたことです。この失敗で私の生活はどうなったのかというと

  • 収入を不安定にしてしまった
  • 子どもを後回しにしてしまわなければならなくなった

私はシングルマザーで子どももまだ未成年で学生です。協力できる家族もおらず、まだまだ子どものためにしなければならないことが山積みなのに、収入面が下がったことでその負担は子どもの生活に影響を与えてしまいました。こんな状態をつくり出してしまい、一人ですべて抱え込んでしまう状況になりました。

私のようなケースでなくても他の事情でも、一人で抱え込んでしまう似たようなことが起こるだろうと思います。

私は母を施設にお願いすることを考えています。母も安全だし、私は子どものために責任がもて、生活を立て直せます。母の意志と程遠いですが、子どもを犠牲にするなんてできないと判断したのです。

介護生活苦という言葉

よくニュースで「介護生活苦による……」といった暗い話を聞くこともありますが、実際介護をすると余裕があるのとないのとでは終わりのみえない不安がエンドレスで続きます。ニュースで聞く話は、高齢者が同じ高齢者の介護でというのはあまりにもつらい出来事です。全ての介護を背負うのは無理だと諦めなくてはいけないのだと学びました。

介護をしてみていろいろ思うことはあるのですが、私はデイサービスとショートステイを組み入れてもらい、ケアマネさんに最大の配慮をしてもらいました。私1人でみる介護生活というのは、ケアマネさんからも家族の負担の重さが気になるのが正直なところだと話をしていたので、何とか2週間できたのだと思います。お風呂はデイサービスとショートステイで入れてくれます。私ひとりでは母の全体重は支えることができませんので…。

もし介護する人が1人で、家で丸1日みている人がいれば大きな不安とストレスを感じているはずです。ましてお風呂も入れているのであれば肉体労働のストレスもMAXなはずです。

介護生活アドバイザーや介護生活相談員に話をしてみましょう。

介護生活アドバイザーは私も知りませんでしたが、実際介護をする前に必要な情報を教えてくれるアドバイザーがいるみたいですね。私の場合はリハビリ施設の介護相談員やケアマネなどから必要な情報を教えてもらいました。介護負担限度額認定書が必要だったり、介護度の区分変更が必要だったりなどなど。一人で抱え込むまえに何かしら相談した方が絶対おすすめです。

私が失敗したことは余裕がないのに介護を受け入れることを実行したことにあります。私の生活状況を説明するべきだったと後悔しています。私の生活状況を説明することをしていたらと思います。私に何かあれば母の世話をする人がいないのですからかなりリスキーだということや、体調管理に気をつけながら、子どもたちと母のお世話、家事と在宅ワークをすること、子育てに影響させないことをすべて把握しきれていなかったのですね。

介護生活のスタートは先が見えないから不安が大きいのは当然なんです。介護は1人で抱え込まないことが大切です!介護を受け入れることが必ずしも正しいとは限りません。無理は絶対しないようにしまよう。介護を受け入れる余裕がない人は受け入れるべきではないのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました