子どもの風邪は何科が良い?
この話はよく同僚や友達にすることが多い話です。中には心あたりのある方がいるかもしれませんね。
子どもが風邪を引いたら、病院はどの科を受診しますか?
今の私は「小児科」と答えます。この理由はもう少し読むと分かるのですが、「そんなのあたりまえでしょ」という回答もたくさんあるかも知れません。
でも、子どもが風邪を引いたら、耳鼻科をすぐに受診する親もいらっしゃるのではありませんか?
実は、過去に新米ママだった私も、1歳の娘をすぐに耳鼻科へ連れて行っていました。理由は家族や周囲の先輩ママから「子どもの風邪は耳鼻科よ」と、言われていたからです。
新米ママの私はそれを当たり前のように信じ、娘を耳鼻科に通院させていたのです。ところがその結果、娘は小児科に入院することになってしまいました。
耳鼻科に通院していたのに娘の風邪はよくならず、動くとすぐに熱を出すようになりました。私は何か見えない病気を、娘が抱えているのかと思い、慌てて救急病院へ連れていきました。そこで私は驚く経験をするとになります。
その理由は子どもの風邪を耳鼻科で診てもらっていたから、、、。これを読んでいる方で、どうして医療機関で患者として診てもらっているのに、何がまずかったか?わかりますか?
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小児科の先生にそのとき言われた言葉を今でも覚えています。
「お母さん、お子さんはあなたが守らなければいけないのですよ。周囲の言葉で耳鼻科に連れていったのかも知れないけれど、お子さんを守るのはあなたです。」
これまでの経緯で私が無知だったことのひとつめ。何もためらわずに周囲の言葉を信じ、ただ耳鼻科に診せにいったこと。
先生の言葉は続きます。
「お母さん、耳鼻科の先生は聴診器をお子さんにあてていましたか?」
私は「いいえ」と答えました。
「お母さん、お薬はどのくらいのみましたか?」
私は「三週間ほど」と答えました。
私が無知だったことのふたつめ。娘の容態を症状だけしかみない先生に疑問すらもたなかったこと。そして無知だったみっつめは、何のためらいもなく娘に三週間も続けて抗生剤を服用させていたことです。
実は抗生剤を長期間服用すると、肝臓に負担をかけてしまうようで、私は1歳の娘の体に逆に負担を与え続けていたのです。聴診器をあてるのには、大人では内科、子どもでは小児科でよくみますが、耳鼻科ではみない光景です。何も疑問を感じていませんでした。
「お母さん、子どもはまず小児科で診てもらうようにして下さい。聴診器をあてることには意味があるのですよ。もし耳鼻科で診てもらわなければならない場合には、小児科の先生が耳鼻科を紹介しますから、そのときに受診するようにして下さいね。」
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過去の私のような未熟な新米ママへ伝わって、私と同じ間違いを防げれば幸いです。耳鼻科での受診は小児科からの紹介で行くうようにしましょう。親の自己判断で耳鼻科に直行することはさけた方がよいかもしれません。
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