親知らずって知ってる?
私たちの歯って左右対称にほぼ生えているのですが、前歯から順番に奥歯に向かって数えて8番目に生えてくるのが親知らずっていう歯なのですが、
ご存知でしたか?
生えてくるときにはむずむずしたり、痛みがでたりすることもあります。
何ヶ月か前に同僚が親知らずを抜きに口腔外科にいきました。
職場が歯医者でも親知らずを抜けない状態と判断して口腔外科で親知らずを抜きにいったのですが、
今回の歯の話は親知らずってそのままにして大丈夫かどうか?抜く?抜かない?について記事にしてみました。
親知らずっていつ生える?痛みはなんででるの?
親知らずが生えてくる時期には個人差がありますが、だいだい20歳前後で生え始めます。
その時期によく歯医者にくる人で痛みを訴える場合は、ほとんどが歯茎の炎症なんです。
まだ生え切れていない親知らずの歯茎に周囲は「歯周ポケット」と呼ばれる部分がゆるくなってしまいそこに汚れが入り込んで炎症を起こすことが原因です。
自宅で様子を見る場合には痛みがある部分をよくぶくぶくうがいしてできるだけ汚れをだすようにしましょう。
やわらかい歯ブラシなら歯周ポケットに歯ブラシの毛先がはいるように汚れをかきだしてあげてください。
またうがいようにイソジンガーグルなどでぶくぶくしてあげると殺菌効果があります。
歯科医院に受診してもいいのですが、あまりひどくないようなら上記の方法をためしてみてくださいね。
もし歯茎の腫れがひどいような歯科医院でレーザーによる治療などをうけ、抗生剤などを含むペリオクリンなどのお薬をいれてもらうと早く腫れがひきますよ。
治療後に消毒でいらした患者さんによく聞くことがあります。
「治療のあとの痛みはどうでしたか?」
ほとんどの患者さんは
「すぐよくなりました」
と返ってくるので効果は十分に期待できますよ。
ここで親知らずの抜歯の話になります
そうです。親知らずって抜く方がリスクが軽減する人が多いかもしれません。
原因は磨ききれない生え方をしていて、虫歯などや隣の歯に悪影響である場合です。
日本人は欧米人に比べて歯に関する意識が薄いと良くいわれています。なので歯ブラシが下手な人が多いかもしれません。
日本人は外国の人からすると「口臭」がひどいと思われていることも事実です。
それにも歯ブラシが下手で歯周病が進行してしまうことが原因だといえます。
そんな理由も含めて親知らずを虫歯にしてしまうのなら、抜けなくなるほどぼろぼろしてしまう前に抜く方がいいということもあるのです。
またそのときに口腔外科を紹介される人は、下の歯の親知らずが下顎の大きな神経に接触している可能性がある場合で、万一のことも想定して口腔外科を紹介されます。
うちのスタッフは「2分割法」というのをするほど、下顎の神経に接触していたみたいです。
2分割法というのは歯の半分だけ除去して、3ヶ月から数ヶ月の時間をおいて残りが上まであがってくるのを待ってから、再度抜く方法です。
私は問題ない親知らずで幸せだったと感じる内容でした。
親知らずが生えたらケアを意識して
最近はCT完備の歯科医院も増えて親知らずの状態がよく患者さんにも説明できるようになっています。
もし親知らずが斜めに生えて磨きずらさなどを感じたりしたらCTなどで確認してみてもいいかもしれません。
今後の対策にもいいのでおすすめです。
親知らずが生えたらプロの衛生士がいる歯科医院で定期的なお掃除を受けるようにしましょう。
虫歯予防や歯周病予防にもばっちりです!
親知らずはお口の環境によっては抜く方がいい場合と、全く問題なく噛める歯であれば抜く必要も全くありません。
気になる場合にはお近くの歯科医院でご相談されてくださいませ。
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