訪問歯科診療のしくみ 歯の話⑤

子育て生活/LIFE

訪問歯科診療ご存知ですか?

訪問歯科診療も最近では利用者が増えてきています。どのようなしくみで利用できるのかお話したいと思います。

訪問歯科診療って何?

訪問歯科診療とは、自力で通院できない人が利用できるしくみの歯科診療になり、医療保険適用対象です。訪問歯科診療を必要としている場合、その場所まで歯科診療者が出向き、依頼をした人は歯医者の外来へ通わなくても歯科診療を受けることができるようになります。

どんな治療が受けられるのか?

  1. 歯のお掃除
  2. 虫歯の治療
  3. 新しい入れ歯の作製
  4. 使用中の入れ歯の調整
  5. マウスピース作製
  6. 抜歯など

訪問診療用に持ち運び用専用の機械がありますので、さまざまな治療をうけることが可能です。ただ、訪問診療をうける患者様の具合により、どの程度の治療が可能なのかは確認が必要です。


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訪問診療では、患者様の全身管理の上で、お口の中の衛生状態がとても重要視されています。お掃除だけでも伺うことが可能ですので、定期的な口腔ケアを推奨しています。

訪問診療で治療できない場合

意識が明瞭でない状態での、虫歯治療や入れ歯の作製は、必要性がない可能性があります。

患者様の家族・・・「前歯がないと恥ずかしいから、歯をいれてあげたいの」

という家族様がいらっしゃる場合、医療者側では、患者様が口に入る水でむせることがないか、口は十分にあけられることができるのか、呼びかけに反応できるのか?などをみていく必要があります。

訪問治療に出向く先では、重症患者で酸素吸入をされている方や、体が自由に動かない方、認知症がすすんでいる場合では、診療中に噛むような行為や手をだすなど、様々なケースがありますので、安全に治療ができる状態なのか、入れ歯作製後のアフターケアができる協力者がいるのか?患者様の過度な負担になるのではないか?

患者様に最善であるようにすすめる形になりますので、当然家族様の要望でもすべてに対応致しかねることもあります。

訪問診療の必要性

訪問診療では、患者様のお口の中を良好な状態に保つためのケアを中心に、入れ歯の作製や調整、修理などの診療を多く診ています。


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「入れ歯が壊れて食事ができなくなったけど、足が不自由で外来通院は難しい」

「歯茎がはれていて痛いけれど、一人では外来通院が難しい」

そんなときのために訪問診療はあります。美味しく食事をするために、今抱えている病気の状態が悪化しないために、必要性を感じた方やは、お近くの訪問診療をしている歯科医院をお探しください。

 

 

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