治験に助けられた話
前回「人生において治験を受けてよかったこと」を記事にしていますが、今回はその続きになります。「治験に助けられた話」となると、当然治験薬の効果がでたと思われるかもしれませんが、(もちろん肺炎は無事に治りました)、治験薬の効果が大きかったわけではなくて、治験が必要とする副作用などがでた場合、検査で詳しく調べてくれたことに救われたことです。
治験サイドとしては、下痢があったら腹部超音波エコーなどをして、詳しく調べるわけなのですが、それをしてくれたからこそ私が癌の早期発見ができたのです。
腹部超音波エコーで見つかった癌
私が肺炎の入院から退院してから下痢を起こし、治験サイドの副作用データのため、腹部超音波エコー検査をうけた時に、超音波エコーの検査技師の方に言われました。
「何か膀胱に塊があるのよね・・。たまにごみが見える場合があるから動くか右と左に交互に動いてくれる?」
「はい」
普通のやり取りでした。その検査技師が見逃したらどうなってたことかと思います・・・・。
「膀胱にある塊は動かないみたいなんだけど、たまに何でもないときがあるし、あなたまだ若いから(当時28歳でした)大丈夫だと思うけど、帰りの診察で先生に相談してみてね。」
「あっはい」
それから診察で主治医の先生に相談した時です。
「う~ん。あんまり問題ないと思うけど、心配?心配なら紹介状かこうか?」
という感じのよくある念のための紹介状です。私は「なんでもないと思う」に、わざわざいくかな?とか迷いました。でもあんまり人の多い総合病院にくることはないので、とりあえずもらうことにしました。
後日私が紹介先の病院にいったときにみつかった病気は、膀胱癌です。
偶然の連続
前記事に書いた「偶然の連続」それは私の癌をみつけるための連続だったように思います。
- 体調が悪くて内科を2回も受診したこと
- 内科の先生が小さな肺炎をみつけて紹介状をだしたこと
- 入院先でたまたま肺炎の治験が行われていたこと
- 治験の被験者になったこと
- 退院して下痢をしたこと
- 超音波検査をうけたこと
- 検査技師に膀胱の塊を指摘されたこと
- 念のための紹介状を書いてもらったこと
肺炎が見つからなければ、治験をうけなければ、超音波エコーの検査技師に指摘されなければ、私の癌はどうなっていたかわかりません。
まだ2人目の子どもが生まれたばかりの年でした。ほんとに驚きました。見つかるのがおそかったら膀胱を切除してらかも知れません。
※最近知り合いの看護師から聞いた話ですが、膀胱がなくなっても人工の膀胱が作れるそうです。
まとめ
早期発見のため私は今でも元気です(笑)早期発見に繋がったあの偶然の連続の日には今でも感謝しています。今度また治験の話がきたら、私は受けようと思います。皆さんの偶然の日はどんなものなのでしょうか?女性の膀胱がんはあまりポピュラーではないらしいので、治療の際の話をまた記事にしていきたいと思います。今日も健康に感謝です。
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